自治体の医療安全に関する会議に参加してきました。

表題のとおり、愛知県の自治体の医療安全を支援するセンターの会議にオブザーバーとして参加してきました。

 

愛知県弁護士会では、紛争解決センターが事実上、医療と建築の分野に特化していることもあり、センターには医療ADR部会というものがあります。その中心となっている先生のご尽力でオブザーバー参加をすることができ、自治体の医療安全の支援についての中身、当会の活動をアピールすることができたのではないか、と考えています。

 

もっとも、医療ADRについては、インテークがない、つまり初回の弁護士による調査兼法律相談が充実していない、というようなご指摘もありました。たしかに、心理カウンセルではインテークが一番難しく、重要性も高い、料金も高い-というように、初回相談が最も重視されているように思います。弁護士の相談はどんどん無料になっていますが、現実には定型化されたものはそれでよいのでしょうが、オーダーメイド色の強い案件は初回相談こそが重要だと思っています。

 

当会のセンターも手続の援助はできるわけですが中身に立ち入った援助までは中立性を疑われてしまうのでできません。原発ADRのような調査官制度や医療ADRに関する初回法律相談のような制度を構築することも選択肢になるのではないか、と考えられました。

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