クイック&ダーティー

一つのインテンションを思いつくとそれに最後までこだわってしまうということはありませんか。

 

一つの視点を見つけてしまうと「闇夜の夜」に、全体からみると大したことのない論点を深堀する弁護士もみてきました。

 

相当な時間と労力をかけても、「もうそれは論文があります」という程度のことが提出されることもあります。

 

そういう事態を避けるためにも、詳細に深堀を始める前に、必ずやることがあります。

 

それが、「クイック&ダーティー」です。要するに荒い分析のことです。

 

荒い分析は細かいことが乗っていないので、全体を把握しやすいメリットが強いようにみえます。

また、金額も100万円単位のものだけ記載するなど、荒い分析で全体像を把握することが大事です。

 

そして、全体像をつかみ、その論点に取り組む、挑む価値があるか否かを見極めるということになるでしょう。

 

荒い分析をしてみて、深い分析をするということが、全体的な結論にどのような影響を与えるかを検証してみる必要があります。

 

以前の法律事務所に1円、2円ばかり気にしている従業員がいましたが、マクロでこうこうこういう点はどうなっているんだ、と質問したら、「僕は1円単位のことしか分かりません」という返答があったという記憶です。

 

「木をみて森を見ず」ということにならないようにというのは当たり前のことですが、そのフィロソフィを現実に実現できる事業者は少ないのではないか、とも思えます。

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