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滲み続ける絵画~アダムの覚悟とイブの結論2014年09月21日

AQUATIMEZのニューアルバムがダウンロードできるようになっていました。

 

このバンドも10年以上のキャリアがあるので、初期のころと比べると私の考え方と彼の考え方とのシンクロナイズドは少なくなってきたかなと思い、意識しては楽曲を聴くことはないのですが、久しぶりに「エデン」を聴いて、考え方は違えどおすすめできるアルバムなのでぜひ聴いてみてください。

 

エデンを聴いたときは、ふたりがいれば、背を向けあえば互いは翼になる、けれどもう僕らには飛び立つ場所などないと歌っています。

 

実は、二人が背を向ければ翼になり、もう魔法などなくても笑顔にできる。

 

愛する二人がいればそれは十分で「長い旅は終わった」と歌い、「空というものは羽ばたくものではなく、見上げるものだと」というストーリーです。

 

ふたりがいればそれはゴールで、それ以上は必要はない、背を向けあえば翼になり空を舞うこともできればよいけど、僕らは目的地にいるのだから飛び立つ必要はない、だから背を向けず抱きしめていよう、というものでした。それだけ素敵なふたりが出会い、羽ばたかなくても歩いていけばいい、という心境にまで彼はなったのだな、と感じました。ロマンチックな恋を思わせるとともに、前に進んでいくという情熱のようなものはなくなった悟りの境地の歌、と考えていました。

 

エルフの涙というアルバムは、インタビューでは前向きな歌が多いと彼は語っていましたが、たしかに強いメッセージ性の強いものはなく、聞き流すことのできる「音楽」になっている印象を受けます。

全体的には、アドラーの影響を受けているのかな、と感じられるものでした。

 

アクアタイムズはこれ以上、どのようなメッセージを出すのだろうと考えていました。悟りの境地の達しているような感じがしたので、さらにどんなメッセージを出すのだろう、と思っていました。

 

アドラーの論旨は、精神と身体、感情と理性、意識と無意識といった二元論に否定的であり、全体としてその行為は選択されたもので、その選択には責任がある、というように考えます。法律家としては、主観と客観を分けるのは当たり前のことですが、臨床心理の観点からも分析的ではないかなという感想です。そして原因は過去にあるのではなく、未来にある目的を変えていくということには勇気がいる、ということです。アドラーはライフスタイルはすべて自分で選んだと考えるのが基本です。しかし、最初に決めたライフスタイルは決め直すことができる、ライフスタイルというのは、人生や世界、あるいは自分をどう見るのか、ということを意味するものと解されます。私は、「すみなすものは心なりけり」、すべては心の持ちようということもあります。しかし、アドラーの論旨は、少しエキセントリックで本当に幸福でなくては意味がない、と主張するわけです。そして自由に生きることをすすめ摩擦が生じても、嫌われることは自由に生きるために支払わなければならない代償であり、逆に、誰かに自分を嫌っているとすれば、それは自分が自由に生きているということの証といえる、というものです。ややもすれば独善的になりかねないのですが、論旨もそういっているのではなく、自分への関心を他社への関心に向ける、というのですが、どうも心理的な心の流れと一致しないようで、個人的にはストンと落ちないところがあるところです(もちろん臨床の参考にしていますが)。

 

臨床心理の現場にいる私からすると、あまり実践的な感じはしないのですが自己肯定感を上げていく一つの参考にしていました。最近の流行になっていることは、いくつかの雑誌で取り上げらたり、嫌われる勇気がベストセラーになったということで知っていました。

 

「滲み続ける絵画」。アルバムを聴いて幼児への回帰を歌おうとしているのかなというインテンションを感じつつ、この歌は今、「嫌われる勇気」で有名なアドラーの心理学の影響があるのかなと感じました。

 

彼は、「独りが怖いと思ってたけど、怖いからひとりきりでいたのかもしれないね。愛とか勇気とかそういう言葉をずっと見殺しにして」と歌います。

 

アドラーの言葉を思い出します。「私は、自分に価値があると思えるときにだけ、勇気を持てる」。自分に価値があると思えない場合は勇気を持てず人の輪を避けようとします。

人の輪に入らないでおこうという決心を翻さない限り、今の自分を肯定的にみることはできません。現実のありのままの自分を見せるという決心をするということですから勇気がいるというのは本当のことです。そういう意味で、彼の初期の等身大のラブソングなどは飾らない粗野なラブソングを情熱的に歌う、人の評価は気にしないということで、アドラーの考え方に通じるものがあったのですね。

 

 

 

だから対人関係を構築しようという働きかけだけにとどまらず、自分に価値があると思える働きかけをもって勇気を持つことができる、と心理的考察を加えます。

 

「僕の憂鬱をかき消すあの朝焼け」、朝焼けは希望や勇気の象徴と考えているのではないかと考えられます。

 

心理的には、人の目を気にするのを止めて、等身大の自分こそが自分なのだ、ということが分かれば等身大の自分は到達点ではなく、自分に価値があると思える出発点になると思います。

ゴールドメダルでは彼は「いつか自分を好きになれるように生きてゆこう、そして、君よりも君らしく生きられる人はいない。それのことにおいてまず君はゴールドメダリストなんだよ」と綴ります。

 

エルフの涙という作品は全体として、そういうアドラーの価値観を分かりやすくメッセージとしてあるのかな、と感じます。手紙返信という楽曲などは、アドラーの論旨を心情にして歌っている気がします。

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