フレームワーク:ブルーオーシャン戦略
ブルーオーシャンは、競合がなく収益性が高い事業のことをいいますが,そんなに上手くいくのかというような評価も少なからずあるような気がします。
しかし,この戦略は、競合をなくすための工夫をするという点にポイントがあると理解するべきです。競合がないところで事業をすれば収益を上げられることには違いありませんが,そんなブルーオーシャンにはフォロワーたちがすぐに出現することでしょう。
そこで,競合がない事業を生み出すことで,お客様の価値を生み出す。
基本的には,ベーシックに,
①取り除く
②付け加える
③減らす
④増やす
ということです。①と②は過程自体を省いてしまうのですから,普及用の安価な製品を開発するというイメージあるいはその逆である高級志向の製品を開発するということでしょうか。
次に,減らす及び増やすというのは,評価としての価値を増やす,減らすということがあるようですが,厳密な区別は難しいような気がします。結局は,製品の過程を増やしたり減らしたりすることにより,製品の価値を上げたり下げたりして,顧客に対して訴求していくという印象で理解をとらえれば良いでしょう。そういう意味ではニッチ戦略に近いものがあると評価できると考えられます。