経常利益のキモ

経常利益とは、営業利益に受取利息、雑収入などの営業外収益を加算して、支払利息、雑損失などの営業外費用を控除したものとなります。

 

細かい話はたくさんあるわけですが、とりわけ営業外費用、支払利息が重要になってきます。

 

支払利息は固定費です。

 

金融機関からの借り入れが多い場合は支払利息が経常利益を減じるたいていの原因になっています。

 

こういう場合は、借り換え、定期預金で返済してしまう、役員貸し付けで金融機関に返済してしまうということが考えられます。

 

よく不合理な話として、定期預金を担保として提供しなければならない、という古くからのルールがあります。このルールに稲盛和夫氏が憤慨したというエピソードもあるようです。

 

定期預金を担保として提供している場合であっても、もともとなぜ定期預金を担保にしなければならないのか、という話もあるわけで過剰担保になっている可能性があります。

こういった場合は定期預金の担保解除を交渉し、返済に充ててしまうということが可能性としてベストといえるでしょう。

 

過剰な担保に依存した融資は金融検査マニュアルでも問題とされています。

 

問題解決の手法としては、①借入金の返済を急ぐ、②借り換える、ということになります。

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