リースと割賦購入どちらが得?
事業用に自動車を持つ、ということは珍しくありません。私も自動車を事業用に使っていますし、前の事務所でも自動車をリースしていました。
ところで、私は購入した自動車、前の事務所はリースした自動車。どちらが得なのでしょうか。
実は近時税制が変わり、リースは賃貸料、ということではなくなってしまい分割払いで購入したのと同じ扱いにされてしまいました。支払って経費にすることができるのは支払った金額ではなく減価償却費です。そうすると、税制上の取扱には、購入とリースとの間にはほとんど違いがない、ということになると思います。
リースについては、中途解約することができるのがメリットという人もいますが、リースも契約で所定期間の間は中途契約できないケースも少なくないので、ほとんど違いがない、といわれてしまうかもしれません。
以上のように、リースといっていると賃貸というイメージを持ちがちですが、実際には買っていることと同じです。したがって、何でも気楽にリースというのも考えものです。
設備投資は自己資金の範囲で行うのが理想的です。自己資金が難しいのであれば分割払い、次に借入金、リースといった順番で検討されるのが妥当でしょう。