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清水富美加さんの騒動は・・・2017年02月14日

テレビは、女優でタレントの清水富美加さんの出家騒動に揺れている。

 

しかし、昨日、ミスターサンデーをみていて、宮根氏の無責任、という批判に少し違和感を覚えた。宮根氏は終始事務所を擁護していた。

 

いずれも弁護士が話しているので、どちらが正しいか分からないのだが、記者会見で見ている印象で物を云うと、明晰に話しているのは教団側で、事務所側もやましいことがないのであればギャランティーを明らかにするなど,対抗できると思いますが、教団側から指摘される水着はやりたくなかった、性的対象とみられている、心が追いついていかなかった―という言い分は、専業主婦の女性によくみられる心理状態であり、社会的事象に心が追いつかないという現象はよく起こるものである。これだけ具体的に指摘されると、事務所側は劣性のようにみえる。

 

全員がフジテレビの女性アナウンサーのように男勝りで頭脳明晰というわけではない、と思うのだ。

 

他方、教団側も心の支えになってあげるのは良いと思うのだが、未だ20代前半の女性を「出家」というように大々的に公表する理由もどこにもないような気がする。かくまってあげているのに、それをアピールするというのは普通はしないのでおかしい、といわれればそのとおりで、そうすると具体的な主張も「時期がずれているのでは」「最近はこんなに高額なギャランティをもらっていいんですか」という声もあったという指摘にも説得力が増してくるところである。

 

しかし、なんとなくいわゆるAV出演強要騒動を思い出してしまったのは私だけだろうか。まさに宮根氏がいうように「一回契約したのだから」「プロだから」「責任があるのだから」「とりなおせば多額の違約金がかかる」・・・。おそらくこの辺りがひっかかったのだろう。

しかも映画のような高額の違約金でも所属タレントが病気や精神的失調で働けなくなることはあるはずであって、なぜ保険などでリスクヘッジをしないのか、弁護士になってしまうのか、ちょっと疑問だ。原理原則は、給与制なら労働者とすれば1カ月前に通知すれば辞められるし月給制でなければ2週間前にやめられる。今回は、期間の定めがある契約のようであるが、こういう虐待のようなことになるから契約年数は制限されている立法趣旨が改めて正しいのだな、と思ってしまった。

 

他方、清水氏も、出家は公表せず、次第にフェードアウトしていけばさほどの問題は生じなかったのに、やはり派手に出家して広告塔になりたかったのか、ならされたのか。いずれにしても、清水氏がおいてきぼりで、教団VS事務所の争いは、どちらの味方もしたくないケースであるかもしれない。

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